Vapor Trail

ひこうき雲のように生まれては消えていく思考を、ぽつりぽつりと記していくブログです。

ついにきた!!Sundara Karma

こんにちは、Michelleです。

今回は、先日デビューアルバムをリリースしたSundara Karmaを紹介したいと思います。

 

実はこのバンド、2年程前から目を付けていまして、イギリスでは度々メディアでも紹介されていたのですが、どうも日本のリスナーには届いていなかったのです。私がTwitterで騒いでいても、1人くらいしか反応してくれませんでした(笑)

メンバーは14歳の頃から一緒にバンドをやっていて、現在は20歳です。

 

しかし、今回デビューアルバムをリリースしたことで、急に日本のメディアでもプッシュされ始めたんですよね。遅っ!って感じですが、まあようやくフォロワーの皆さんも聴いてくれたのでうれしく思います。今年の夏フェスの大本命なんじゃないでしょうか。日本人が好きそうなビジュアルだと思っていたんですよね(特にボーカルのオスカー・ルルくん。本当は名字違うんですけど、オスカー・ルルと呼ばれています。

 

まずは、MVをどうぞ。

www.youtube.com

 

少し癖のある震えるような声とキャッチ―なメロディーが特徴的なバンドです。見た目もグラム系ですよね。昨年のサマソニで来日したThe Strutsなんかもグラムな感じでしたが、最近こういう感じ流行ってるのかな。

 

デビューアルバムのタイトルは「Youth is Only Ever Fun in Retrospect」です。この前にEPを2枚出しています。

 

私のTwitterのタイムライン上のこのアルバムへの反応は、「既聴感があるけどなんか聴いてしまう」といった感じのものが多かったかな。新しさはない、的な。

 

それでも、私は満を持して出したこのアルバム、とってもお気に入りでオススメです。というのも、今の彼らの若さゆえの美しさが詰まったアルバムだと思うからです。たとえこの先ビッグになれなかったとしても、この瞬間の美しさがこのアルバムに凝縮されていて、それが消えることはありません。

タイトルの和訳は「青春は追想のなかでだけ楽しいものとなる」といったところですが、まさに、しばらく経って大人になって聴き返したときにノスタルジックかつ大切に思えるような、そんな曲たちが多いのではないでしょうか。

若さゆえの(大人にはなんでもないように思える)苦しみだったり、無鉄砲な行動だったり、恋だったり、夢想だったり。そういったものがオスカーの震え声で歌い上げられると、タイトなリズム隊ともあいまってすごくurgentな感じになるんですよ。まさに若者のリアルがあって、私なんてその時期は過ぎてしまったのですが、だからこそ美しさを感じるんですよね。

 

曲順も素晴らしいのでぜひ通して聴くことをお勧めします。Olympiaなんかはメロディー的には単調に思えるかもしれませんが、それがさらに切迫感を持たせていて好きです。このOlympiaって、あのマネが描いたフランスのオペラ?劇?の中の娼婦のオリンピアから着想を得たのでしょうか。本当のところはわかりませんが、そんな風に歌詞を探ってみるのも楽しいです。

特におすすめな曲は

Loveblood

Flame

She Said

Be Nobody

The Night

かなあ~。

 

良かったらぜひ聴いてみてくださいね!

 

それでは!